クリックバルブ導入で空気入れストレスが激減!世界標準になってほしい
ロードバイクとは切っても切り離せない「空気入れ」についてのお話です。
自転車に空気を入れるときに仏式のネジを緩めるのが面倒だったり、ポンプヘッドを取り外すときに勢いあまってスポークに手を打ち付けたことのあるあなた。
はい、みなさんお友だちです。
空気入れを楽にする「クリックバルブ」なるものが流行っていたので導入してみました。
結果的にあまりにも快適で初期費用くらいしかデメリットを感じなかったので、なぜいままで導入しなかったのか悔やむレベルでしたww
今回はその「クリックバルブ」を使うための導入方法や、ファーストインプレッションなどをご紹介します!
そもそも「クリックバルブ」とは?

Clik社が開発した差し込むだけで「カチッ」と固定され、すぐに空気を入れることができる新しいバルブです。
2024年に開発され、2025年頃からSNSでもちらほら話を聞くようになっていました。

直線型のアタッチメントタイプの場合、お持ちのフロアポンプや電動ポンプの米式に取り付けることでクリックに対応させるタイプになります。
L字型の場合、フロアポンプのゴムホースに直接接続して、ポンプヘッドそのものを交換するタイプです。

私の場合は元のポンプヘッドを切り落としてヒラメポンプヘッドに換装していたため、ホースに直接接続できるL字型のポンプヘッド本体とクリックバルブのセットを購入しました。
クリックバルブの仕組み

クリックバルブの中心に突起が付いていて、ポンプヘッドを押し込むと突起が押されパッキンが動きます。
これが、ポンプヘッドを差し込むだけで簡単に空気が入れられるようになる仕組みです。
シンプルでいいですね。
クリックバルブのメリット
まだまだ新興のバルブではあるものの、今時点ではメリットが大きいと感じています。
空気入れの手間が大幅に削減される
従来の仏式+通常ポンプヘッドの場合には下記の工程が必要でした。
- 仏式バルブを緩める
- バルブヘッドを押し固着を剥がす
- ポンプヘッドを差し込む
- ポンプヘッドを固定する
- 空気を入れる
- ポンプヘッドの固定を解除
- ポンプヘッドを抜く
- バルブヘッドを締める
しかし、クリックバルブでは仏式のネジのような構造が無く、ポンプヘッドを差し込むだけで空気を入れ始める事が可能です。
そのため、下記のとおり工程が大幅に少なくなります。
- ポンプヘッドを差し込む(固定)
- 空気を入れる
- ポンプヘッドを抜く
文字に起こすとより感じますが・・・
めっちゃ楽じゃね????
仏式のようにバルブコア軸が折れる心配が不要
仏式のバルブコアって、さきっちょ細くないですか?
私も一度だけやってしまったことがあるのですが、ポンプヘッドの差し込み方が悪くバルブコアを曲げてしまうということがありました。
クリックバルブはポンプヘッドの抜き差しが容易になっていることや、構造的にバルブコアの軸が細くないこともありバルブコアを曲げてしまい交換になることが防げそうだと感じました。
スポークを傷つけたり、怪我をしづらい
接続したバルブコアからポンプヘッドを抜くときに、従来のポンプヘッドだと勢いが付いてしまうことが多々ありました。
ヒラメポンプヘッドに変えてからは多少マシになったものの、ポンプヘッドが勢いよくスポークに直撃して傷つけてしまったり、手をスポークに打ち付けて怪我をしてしまったり・・・。
ポンプヘッドが抜きやすいことで、スポークや手にに直撃してしまうという事象を防ぐ事ができます。
クリックバルブの導入方法
実際にクリックバルブの導入方法をご紹介します。
クリックバルブを利用するにあたり、バルブコアが取り外し出来るタイプのバルブであることが必須条件です。
2026年1月現在ではクリックバルブが最初から付いているチューブは多くありません。
一般化してきたTPUチューブでも樹脂製のバルブで交換できないものも存在します。
私も利用しているPanaracerのPURPLE LITEは交換できたり、チューブにもよりますので、ご自身の利用されているものを確認してみてください
バルブコアを仏式からクリックバルブへ変更

はじめに、バルブコアの交換が必要となります。
私はSCHWALBEのL字型ポンプヘッドとクリックコアのセットを購入しました。

まずは付属のバルブコアツールの穴が空いている方を利用して、フレンチバルブを外していきます。

無事に外れました。

クリックバルブをバルブにセットします。

今度はバルブコアツールの切り欠きの箇所をクリックバルブにはめ、締め込んでいきます。
クリックバルブのギザギザのあたりに”くびれ”があり、バルブコアツールがしっかりとハマるような形状でした。
前後輪ともに作業完了し、準備完了です!
ポンプヘッドをクリックバルブ対応のものに変更

クリックバルブ自体は、仏式のヘッドを使って空気を入れる事もできるようです。
とはいえ、クリックバルブの抜き差ししやすいメリットを享受するためにも、ポンプヘッドをクリックバルブ専用のものに切り替えます。
もともと使っていたヒラメのポンプヘッドを取り外しました。
適度な重みもあり、滑らかな金属で触れていて気持ち良い感じが好きだったのですが、後ろ髪を引かれながらも卒業です。

製品の箱にはφ10-11mmのホース径が適合する記載がありました。

図ってみると、10mmジャスト。

ヒラメポンプヘッドを取り外したホースに輪型の固定具を通します。

そしてL字型のポンプヘッドをグリグリとねじ込みます。
差し込んだあとでもヘッドの方向は変えることが可能なので、使いやすい方向に調整しておくのがおすすめです!

そしてネジを締めて固定したら完成。
青い帯が特徴で「CLIK」の記載がある製品(WOLFTOOTH製)はヘッドがアルミのようですが、SCHWALBEはプラスチックの感触です。
プラ素材なうえにヘッドも小さいこともあって、ちょっと安っぽく感じる気もしますが、スポークなどに傷をつけづらいという意味では良さそうです。
あとはクリックバルブにヘッドを「カチッ」と差し込み空気をいれるだけ

あとはポンプヘッドをまっすぐクリックバルブに挿すだけでカチッと固定され、空気を入れはじめることができます。
抜き差しに強い力も不要です。
これだけすぎて、他に言うことがなくなってしまいましたww

付属のプラスチックキャップをくっつけたら、終わりです。
実際に装着して外すまでの一連の流れを動画にしたものをXに投稿しました。
メーカーごとの違いについて
クリックバルブを検索すると、SCHWALBE、Lezyne、Wolf Toothなど、いくつかのメーカーから販売されていることがわかります。
SCHWALBEのホームページにもあるとおり、バルブ本体はイタリアのRecord S.p.A.が製造しているとのこと。
つまり、どのメーカーのクリックバルブを購入しても中身としては同じものですね。
ポンプヘッドやアダプタは各社で素材が違うので、手持ちのポンプとお好みのヘッドやアダプタを選定して、クリックバルブとヘッドのセットを選択するというのが良さそうです。
どのメーカーでもよかったのですが、私は名前を知っているSCHWALBEにしました。
クリックバルブ導入での注意点
初期投資が必要となる
あたりまえ体操ですが、前後輪でクリックバルブ2本と対応するアダプタやヘッドを購入する必要がありますので、2,000円から4,000円程度の初期投資が必要となります。
仏式のポンプヘッドでもクリックバルブに空気を入れられるという互換性はあるのですが、バルブだけ変えても片手落ちとなり性能を活かしきれません。
仏式のポンプヘッドと互換有り!ただし口金の種類によっては注意が必要

前述したとおり、仏式のポンプヘッドでもクリックバルブから空気を入れることが可能です。
しかし、口金の種類によっては注意が必要。
私が持ち運んでいるPanaracerの携帯ポンプ「BMP-23AEZ」についているワンタッチ口金タイプではクリックバルブを固定することが出来ず、空気を入れることができませんでした。
同様に携帯ポンプが利用できない可能性もあるため、注意が必要です。

真っ直ぐなアダプタタイプの製品については、米式のねじ込み式、または米式のロック出来るものに接続することでClik対応ヘッドに変えることが可能です。

ならば、これをPanaracerのワンタッチ口金につければ良いのでは!?ということで購入(頭の中に流れるガリレオのテーマ)
結果は惨敗で、やっぱり固定できなかったオワタ
携帯ポンプを変えるか、ワンタッチ口金を外して変換を噛ませる感じになりそうです。
予備のTPUチューブは仏式のままなので、一旦このまま運用することにしました。
空気が抜きづらい

仏式の場合はバルブヘッドを指で押すことで簡単に減圧することができました。
クリックバルブの場合は、この先端についている細いピンを押すことでバルブが解放、減圧される仕組みです。
見ての通りバルブ外周とピンがツライチになっているため、指で押すことは出来ません。
そのため、減圧したい場合に下記のような方法が必要です。
- 外出先の場合、ちょうど良い枝で押す
- 手持ちの細いアーレンキーで押す
- 専用のクリックバルブキャップで押す
アーレンキーで十分かな?とも思っていましたが、いちいちツールボトルから出す手間も考えて私は専用のキャップを購入しました。


左がSCHWALBEのキットについてきた、プラ製のキャップ。
右が別で購入したクリックバルブのキャップで、先端に突起がついているのが特徴です

キャップをひっくり返した状態で押し付けると、キャップの突起でピンが押されて減圧されるという仕組み。
キャップなら普段から着けているので、万が一のときにも簡単に減圧することが可能です。

また、さすまたのようになっている形状部はクリックバルブのコアを締めるバルブコアツールの役目も果たします。

そして、普段はこのようにカチッと蓋をします。
キャップで異物を防ぎ、減圧も可能とし、いざとなったらバルブコアツールとしても使えるという一石三鳥のアイテムでした。
とはいえ、私のように予備チューブが仏式の場合などは仏式バルブコアを外す必要がありますので、そのためには仏式のバルブコアに対応したリムーバーが必要になるという罠もあったりします。

耐久性は未知数
クリックバルブ自体が2024年に出始めた新しいバルブということもあり、耐久性の面では知見も少なく未知数です
Xでも1件、クリックバルブ本体が折れたという報告を見かけました。。
こうなってしまうと、流石に交換せざるを得ません。
仏式のバルブコアが2pcs 300円程度で販売しているなか、クリックバルブは2PCS 1,500円程度はしてしまうということもあり、まだまだ割高感は否めません。
頻繁に壊れるようだとランニングコストの面でも再検討が必要になってしまうので、引き続き自身で人体実験をしつつ様子見していきます。
さいごに
これだけ手間が少ない製品なので、ぜひ流行ってほしいです。
そのためにも、微力ながら布教活動を続けていきます。
普段の空気入れにストレスを抱えているあなた。ぜひ、クリックバルブを導入してみてはいかがでしょうか!
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